那須塩原市の塩原温泉にある共同露天風呂、「不動の湯」及び「不動の足湯」が”公序良俗に触れるような行為”により6月1日から無期限で閉鎖となりました。
普通に利用されている方には、ほんと迷惑な話ですね・・・。
不動の湯、不動の足湯とは
不動の湯は、箒川(ほうきがわ)から散策道を約50メートルほど山に入った森の中にある人気スポットです。
利用料200円を入り口の料金入れに投入するシステムとなっているため、管理人がいません。
昔ながら露天風呂を利用する人のモラルで運営をしてきました。
不動の湯
不動の足湯
塩原温泉には集落ごとに共同風呂があり、最近は温泉ファンによる人気が高く、週末には1日50~60もの人々が利用していたそうです。
閉鎖に踏み切ったワケとは
財布や下着などが盗まれる、利用客の路上駐車、放置されるゴミ、盗撮やビデオ撮影に関する苦情が寄せられる、覗き目的と思われる不審人物が出没して塩原交番が出動するなど、かなり風紀が乱れている事態となっています。
いわゆる「ワニ」と呼ばれる、”女性の裸を見に来ることが目的の男性”が頻繁に出没していました。
実際に入浴された方の話によると、湯から少し離れた場所で本を読んでいて、女性が来たら後をつけて一緒に入る人もいたそうです。
なんともあからさま・・・。
また、アダルトビデオで不動の湯を舞台にしたものが特定されており、実際に男女十数人のグループが週末に定期的に集まって、不適切な行為をしていたようです。
「さくら企画」という業者が挙がっています。
自治会会長によるコメント
今回の実態で管理運営する福渡自治会の田代茂樹会長は、
県のポスターでも紹介されている観光資源だけに苦渋の決断だった。
しかし、このまま放置すれば、観光地のイメージダウンにもつながりかねない
と、厳正な協議した上での決断。
今の日本で昔ながらの混浴温泉は減少傾向にあるため、このような風紀を乱す行為で閉鎖に追い込まれるのは残念です。
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