2015年5月24日、ヤマダ電機が地方の郊外型店舗を中心に約40の店舗を5月末で閉鎖することを決めました。
かつては家電業界で”売上高1位”や”顧客満足度第1位”を獲得し、業界最大手とも言われていた「ヤマダ電機」ですが、最近は下降傾向にあるようです。
一部閉鎖に至ったワケ
公では詳しい発表が出されていませんが、ジャーナリストは消費税増税の影響で販売低迷が続いているため、採算が合わない店舗や収益率が低い店舗を整理しているとの見解になっています。
2015年3月末の連結店舗数は子会社のベスト電器などを含め1,016店にのぼり、店舗自体も多すぎる印象。
また、消費者側の意見で特に多いのは接客への嫌悪感、対応の悪さや過度の売り込み。
もちろん店舗により差はあるのでしょうが、近所とかでそういう所にあたると全体がそうであると感じてしまうのも分かりますね。
閉店となる主な店舗
郊外型の「テックランド」と呼ばれる店舗で、【北海道】稚内店、中標津店【東北】栗原築館店、【関東】つくばみらい店、蓮田店、New江東潮見店【東海】の名古屋南丹後通り店【関西】枚方店【中国】熊野店、新南陽店【四国】さぬき長尾店。
また、都市型の「LABI」でも競争の激しい【関東】LABI水戸店が閉鎖されます。
業態転換を含めると、整理対象となる店舗は全部で46店になり、このような進め方は業界内でも異例のようです。
そして今後のヤマダ電機は都市部の駅前型店舗への出店に力を入れるそうで、直近ですと2015年9月15日に東京駅八重洲口前へ出店を予定しているそうです。
個人的な印象では他店と比較した場合、質や値段にそんなに違いは感じませんが、休日の日中でもヤマダ電機は人があまりいないなーと思ったことがあります。
昨日はたまたま、名古屋南丹後通りの店舗で「閉店セール」という旗がかかげられていたため今回の閉鎖を知りました。
土曜日の14時頃でしたが、いつもより少し多いかな・・・という感じ。
最近はネットショッピングが主流になっていますし、家電業界も対策を打たないと厳しそうですね。
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