水族館の目玉と言えば、ほとんどの人が「イルカのショー」と答えるのではないでしょうか。
そのイルカショーが今後減っていくという問題が浮上。
一体どういう状況になっているのか、リサーチしました。
イルカの追い込み漁とは
主に和歌山県太地町で行われているイルカを捕獲する漁のこと。
いくつかの漁船で出航し、金属性の棒を海中で鳴らしてイルカを湾内に追い込む漁猟方法。
昔、イルカは食されていましたが1969年から太地では水族館向けに生け捕りを始めています。
なぜ調達禁止に至ったのか
世界動物園水族館協会(WAZA)より、和歌山県太地町の追い込み漁で捕獲したイルカを水族館が入手することを禁止勧告されました。
それを受け、5月20日夕方頃、日本動物園水族館協会(JAZA)の荒井一利会長は”追い込み漁”で捕獲したイルカの調達禁止(入手停止)を発表。
荒井一利会長は禁止勧告に対し、“(WAZAに対して)どこが残酷なのか具体的に指摘してほしいと何度も申し上げたが、回答はなかった”とコメント。
おそらく2009年(平成21年)に太地町の漁に対しての批判的な映画『ザ・コーヴ』が公開され、海外の保護団体などが批判していることが考えられています。
特にオーストラリアは1985年頃からイルカの展示を禁止しており、イルカに危害を加えると罰金最大1050万円などを科すなど、保護に対しての姿勢が非常に強いです。
今年3月、オーストラリアのイルカ保護団体は、WAZAの本部があるスイスの裁判所にJAZAの除名を求める訴訟を起こしています。
ある国では見世物として闘牛にケガを負わせたり、カンガルーを食べるという国もある中で、なぜこのような問題になるのか分からないですね。
追い込み漁ではイルカにケガを負わせないよう、細心の注意を払っているそうです。
ちなみに中国では水族館のイルカショーが大変人気のようで、太地町の追い込み漁で捕獲されたイルカを大量に購入しているようです。
もしかすると中国が仕入れのために他国を囲って日本に対し圧力をかけている可能性も考えられますね。
以上、最後までお読み頂きありがとうございました。
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