カレーチェーン店「CoCo壱番屋」で廃棄されるカツの不正転売をした騒動。
廃棄食品を譲り受けた愛知県稲沢市「ダイコー株式会社」が廃棄せずに「みのりフーズ」へ転売した事で問題となっています。
そして、転売された廃棄食品は消費者の元へ・・・。
「みのりフーズ」はどんな会社なのか。 リサーチしました。
発端となっている廃棄食品転売
愛知県稲沢市にある「ダイコー運輸株式会社」。
この会社は食品の産廃業者兼飼料・肥料製造をしているダイキン株式会社の関連会社です。
多社・多種に渡り仕入れた廃棄食品から、食べられそうな食品を「みのりフーズ」に転売。
みのりフーズは食品会社や食品商社に売り、市場に出回っていたと見られています。
みのりフーズとは
みのりフーズは岐阜県羽島市にある個人事業店舗です。
元々、この工場は入山製麺株式会社という業者でしたが、それを「みのりフーズ」が引き継ぎました。
2012年1月18日に食品衛生法の「麺類製造業」として許可を受けたものの、実際には麺類を製造しているという実態はありません。
敷地内には108品目もの産廃食品が保管されていたようです。
おそらく製麺業者ではうまく立ち行かずそのまま転売を始めたと考えられます。
転売する際、仕入れした時の段ボールから別の段ボールに詰め替え、ラベルも貼り直して自分の所で製造したように装っていました。
浮上した取引先
みのりフーズには取引を示す伝票などが残っておらず、どんな物でどれだけの量をどこから仕入れて、どこに転売したかという情報の捜査が難航している状況。
おそらく、証拠となる伝票があると転売先の業者へ足がついてしまうため、意図的に起票しなかったのか処分したと考えられますね。
現みのりフーズ経営者の岡田正男氏(78歳)によると、“羽島市にある弁当店”に1年半前から30回以上、転売していたという事を証言しています。
現・みのりフーズ経営者の岡田正男氏
弁当店のほか、愛知県内の6業者が挙がっていますが、まだ詳細については明かされていません。
異物混入などが落ち着いたかと思いきや、次は産廃食品の不正転売。
転売するのは当然悪い事ですが、そのような商品を買う側にも問題があると考えます。
不正をしないと経営が出来ないなら、おとなしく潰れて欲しいものです。
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